2009年8月22日土曜日

違法な通行料取り立てで食品・日用品価格が高騰(バングラデシュ)

同国のFood and Disaster Management Minister Abdur Razzaque氏によれば、特に同国北西部から首都ダッカへ向かう数100キロの道程で、ギャングが食品運送のトラックを停車させては違法な通行料を強要するという。400キロの道のりで、複数回21,000taka(約$300)を支払う必要があることも。運送業者は、それら違法に徴収された費用を次の卸売業者に転嫁するため、最終的には小売価格がその分上昇してしまうという。
地元警察も、しばしばキックバックによってギャングと癒着しており、取り締まりが実効性を持たない。
この事態に対処するため、政府は砂糖等の日用品にかかる税金を免除したり軽減する策を実施し、なんとか食品価格の高騰を抑制しようとしているという。


この時期の食料品価格上昇の背景には、今年は8月21日から始まるイスラム教のラマダーン(約1ヵ月間、夜明けから日没まで飲食しないしきたり)もある。

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