2010年1月28日木曜日

バングラデシュの冷凍エビ産業:欧州への輸出を再開

同国の冷凍海産物産業は(frozen seafood)、衣料に次ぐ輸出品目の柱である。産出額全体は毎年$11B(約1兆円)にのぼり、うち70%($7.7B)が輸出されている。

2008-9財務年度の冷凍エビの輸出量は前年比5%増加したが、金額ベースでは世界景気悪化による価格下落のため、前年比15%減、$454Mにとどまった(前年度$534M)。

今回の輸出自主規制は、欧州の輸入業者が2009年5月、欧州向け冷凍エビの中から、ニトロフラン系抗生物質を検出したからである。同薬品は欧州市場では使用が禁じられているため、薬品を含まないエビが養殖場で準備できるまで、業界団体が自主規制をしていた。

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